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Basketball & Volleyball
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日本代表 interview 古田 悟

――いきなりですが、ベテランと呼ばれることに関してどう感じていますか?
古田:年月で考えればベテランということになるんですけど、ベテランという気持ちはそんなになくて…。まぁ若い選手が多いから引っ張っていかなきゃいけないというのはあるんですけど、若い選手に混じって、年のことを考えずにやっています。体力的にはみんなと比べて落ちるというのはわかってるけど、やってることはみんなと変わらないし、コートに立ったら年齢は関係ありませんから。チームのみんなもプレー中は僕の年齢に対して気を使ったりしないので、やりやすい環境ではありますね。
――やはり体力の面では違いを感じますか?
古田:そうですね。運動能力が全然違いますね。僕が若いときと比べても、今の若い選手の体力や運動能力は非常に高いと思う。でもその中で僕は頭を使ったり、気持ちの面では負けてないと思うんで、気にはしてないです(笑)
――以前「代表にいると自分の成長を実感できる」とコメントしていましたが、そのモチベーションってどこから来るんですか?
古田:自分でもまだうまくなりたいっていう気持ちが大きいし、そういうのがなくなったら、この場にいる必要もないんでね。何年経っても吸収できるもの、教えられるものがあると思ってるから、僕も楽しみにこの代表合宿に来てる。そういうのがないと難しいと思うんです、継続して続けることって。
――ジェリコ体制になって、近年稀に見る代表への力の入れ様だと感じますが、今までの代表と比べて、このチームの特徴、違いって何でしょう?
古田:う~ん…選手でいったら、かつては、日本代表にはトップリーグの第一線で活躍している選手が集まっていた。たとえば折茂さんとか佐古さんとか。比べようがないんですけど、そういう人たちがいなくなって、今の若い選手には学生もいる。ただ、運動能力は昔のメンバーよりも優れていると感じるし、足りないのは経験だけだと思うんですよ。でも、ジェリコHCになって2年が経ったんですけど、その2年間ですごい成長を遂げたと思う。僕もこの2年で5,6年分くらいの成長をしたと思うから。今までの日本人のコーチが悪いとかいうんじゃなくて、ジェリコHCはみんなを平等に扱うというか、若手にチャンスをくれるんですよ。昔だったら出られない選手はチャンスさえももらえなかったんです。だけど今はみんなにチャンスを、それも1回じゃなくて、2回も3回もくれるんです。そういうチャンスをものにした選手が今残ってる選手なんです。今回も新しい選手が何人か入ってきたんですけど、そういうチャンスをものにできたら、来年世界選手権に出られるメンバーだと思いますね。
――その2年間、チームとして成長していると実感しますか?
古田:そうですね。僕の持ち味でもあるディフェンスのいいチームなんで、簡単には崩れないと思うんですよ。オフェンスにはまだ多くの課題を残していると感じるけど…。
――オフェンスの課題というと?
古田:今チームはすごくシュート練習をやってるんですね。そのシュートの確率がどうなるか。去年のキリンカップなどでディフェンスがいいっていうのはみんなにわかってもらえたと思うから、そこは継続して精度を上げていく。問題はオフェンスで、海外のトップチームと比較するとインサイドには大きい選手がいないからどうしようもないんで、僕たち(日本では)でかい選手がもっと外から打って、決まるようになっていけば、いい勝負になると思うんです。
――今年はタイトなスケジュールですが、9月にはカタールでアジア選手権もあります。アジアの中での日本をどのように位置づけてますか?
古田:やっぱり中国は断トツに強いと思う。ただその下っていうのはカタールにしろ韓国にしろ、そんなに変わらないと思うんです。そのときの状態によるし、日本も、優勝っていうのはまだ簡単には言えないと思うけど、2位になるチャンスっていうのは非常に大きいと思います。去年11月のスタンコビッチカップでは、常にアジアでベスト4に入るカタールに勝てたというのも大きかった。選手が自信をもってやっていけばいい成績は取れると思うし、波のない選手が多いから期待しててください。
――ところで2006年の世界選手権ですが、もうイメージはされてますか?
古田:う~ん、まだ一年ちょっと先なので…僕の場合は今年を乗り切らないと来年はないという気持ちで取り組んでいます。でもやれる自信はあるので、もうちょっと頑張れば、その世界選手権に出られると思う。僕は一回経験したことがあるんですけど(1998年のアテネ大会)、すごく大きい大会だし、今回は地元・日本でやれるっていうのもすごい。こういう経験っていうのはなかなかできないと思いますよ。
――最後に、観客・ファンのみなさんに「オレの、古田悟のここを見てくれ」っていう部分を聞かせてください。
古田:僕は技術もないし(笑)、みんなと比べて能力もないけど(笑)、でも一生懸命ボールを追ったり、ディフェンスをしっかりするところが、まぁ細かいところであんまり目立たないところなんですけど、そこはきっちりできてると思う。そういうのがあるからこの場にいられると思うんです。みんなが嫌がったりすることをやったり、ぶつかったりすることも好きだし(笑)。『あっ、今、古田がスクリーンをしっかりかけたらからシュートが打てたんだ』とかそういう細かいところを見てもらえるんだったら嬉しいですよね。ある意味チームプレイに徹してるっていうのは僕も感じてるし、そういうのがないとチームっていうのは成り立たないと思うんで。いい選手を5人集めれば強いっていうわけでもないし、こういうことをする選手がいるからいいチームになっていくっていうのがあるから…地味ですか(笑)

昼食後のインタビュー中、常に笑顔を絶やさなかった古田選手。しかし午後の練習に現れたときその笑顔は消えて、ひとりの戦士としてコートに立っていた。ONとOFFの切り替えをうまくコントロールできるからこそ、12年間走り続けることができたのだろう。ジェリコHCも「プレイヤーとしてだけでなく、多くのことで彼が大切だ」と全幅の信頼を置くキャプテン。日本代表の「縁の下の力持ち」は2度目の世界選手権出場に向け、視界良好のようだ。

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